角野さんのまいにちまいにち

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2006年 09月 11日 |
c0045041_1443976.jpg暑い夏でしたね。二ヶ月の予定の鎌倉文学館の「魔女からの手紙 魔女への手紙―角野栄子の世界」展ももう半分以上が過ぎました。毎日、毎日沢山の人に見て頂きました。
魔女への手紙、実はハガキなのですが・・・沢山お返事を書いていただきました。その量は驚くほどです。魔女って人気者です。うらやましいぐらい。ハガキに「どうしたらとべるかしら?」と書かれているものがたくさんありました。だれでも、例え小さな子どもでも、現実には飛べないことはわかっているのです。でも飛びたいという気持ちがあるのです。これはすばらしいことではありませんか。この気持ちを大切に、大切にしながら、これからのキキの物語を書いていこうと思いました。一枚一枚ゆっくり読ませて頂くつもりです。
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展示会は九月の二十四日の日曜日まで続きます。鎌倉文学館にはとても美しい建物とお庭があります。入り口のまわりにはうっそうと木が茂り、その枝から銀色の星や、月や、魔女のほうきがさがっています。もう数えきれないほどその下を通っているのに、毎回、魔女の館に忍び込もうとしているいたずらっ子の心境になります。
まだ間に合います。どうぞ鎌倉文学館までいらしてください。
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c0045041_1463513.jpg鎌倉の浜辺では、海の家が取り壊されました。砂浜がのび、私の海が戻ってきました。
また散歩をはじめます。そして夏の暑さで、少々ふくらんでしまった頭を引き締めて、仕事をしたいものです。
目下、「角野栄子のちいさなどうわたち」という、幼年童話の作品集を編集中です。全部で六巻になるはずです。絵本よりは文字の多いお話です。文字と絵が一緒になって世界をつくるのとは、少し違って、言葉のほうが多い話から、どれだけ物語の世界をたのしんでもらえるか、感性豊かな子どもたちと、作者の真剣勝負になりそうです。
そして、絵本も、ちょっと長いお話も、もっともっと長い物語も、好きな人になってもらいたいと思います。一つ一つ声を出して、読み返しながら、小さかったとき楽しんで読んだお話を思い出しています。小さいとき読んで、好きになった話は、いくつになっても時空を飛び越して、懐かしいこどもの頃に連れて行ってくれます。そして子どものころのあの終わりのない冒険の心を思い出させてくれます。
by Eiko_Kadono | 2006-09-11 14:08 | 日記 |